シンガポール駐在が決まり、いざ引越準備を始めると、何を持っていくべきか悩むもの。
シンガポールに持っていくべきもの、要らないものについては、いくつものサイト、ブログで紹介されていますが、そこであまり挙げられていないけれど紹介しておきたいものもいくつかあったので、私なりにまとめてみました。
大抵のものはシンガポールで手に入る
まず前提情報として、大抵の必要なものはシンガポール現地で手に入ります。
日用消耗品はもちろんありますし、クオリティが極端に劣るということもありません。
日本食材や調味料についても、日本よりは高価になりますが現地の日系スーパーで購入できるので、最初に一式航空便で送った後は、現地購入で買い足していけます。
電化製品については、そもそも電圧が日本と異なるため変圧器が必要になります。こだわりのドライヤーや炊飯器など小さい家電は持っていきたくなるかもしれませんが、変圧器自体も安くないので、変圧器を追加購入しないで済む範囲にした方が良いかと思います。
尚、炊飯器もシンガポールで安く手に入ります。シンガポーリアンも米は食べるので。
持っていくと良いもの
上述の通り、だいたいの物は現地調達できるので困りませんが、ほんの少しだけ、シンガポールではなかなか手に入らないもの、日本から持って行くと良いものがあるので、紹介したいと思います。
日傘
別に私は日焼けに過敏になっているつもりは全くなく、むしろ雑な対策しかしていないと思うのですが、なんせシンガポールは年中真夏で紫外線も強いので、これを気にせずに毎日出歩くのはやはり抵抗があります。
しかし、シンガポールでは、日本でよく売っているような白・黒・水色の日傘は、国中探してもほぼ売っていないのです。稀に売っている日傘は、裏側が銀色で重くややごっつく、なんか違うのです。。
シンガポーリアンは、普通の折りたたみの雨傘を日傘として使っている人が多いので、そもそも「日傘」というものは普及していないようです。
私は最初に持って行った日傘をバスに置き忘れ無くしてしまったため、その後代わりの日傘を探し回ったのですが、どうしても見つからず、仕方なくネットで注文して日本から遊びに来る家族に持ってきてもらいました。
ちなみに、これだけ日本風の日傘が現地で売っていないということは、イコール、シンガポールでそういう日傘をさしている人は、ほぼほぼ日本人です。日本人だとバレてしまうのが少し恥ずかしいですが、それよりしっかりした日傘(こういうやつ ↓)をさしたい…!
折りたたみ傘
また傘か、という感じですが、シンガポールでは折りたたみ傘は必須です。
突然のスコールがよく降りすぐ止むので、長傘は使わず、折りたたみ傘ばかり使うことになります。
現地でも購入できますが、既に持っているのであれば持っていきましょう。
好みのサンダル
サンダルと言っても、ビーチサンダルでなく、しっかりヒールのあるおしゃれサンダルのことです。
勿論シンガポールは赤道直下なので多種多様なサンダルを売っており、困らない人も多いかもしれませんが、個人的には自分好みのサンダルがシンガポールではなかなか見つからず、かなり苦労しました。
何にそんなに困ったかというと、ヒールが高すぎる(10cmくらい)か、低すぎる(〜3cmくらい)ものばかりで、私が望むその中間の高さのものがなかなかないのです。。
そして丁度良い高さのものがあったとしても、そもそも数が少ないためデザインがいまいち、、といった感じで、数ヶ月あちこちのショッピングモールで探し回っていました。
年中真夏のシンガポールでは、仕事をしていない駐妻はほぼ毎日サンダルで過ごすことになります。
やはりお気に入りの靴の方が毎日気分も上がりますし、履きつぶすスピードも早いので、好みのデザインのサンダルが簡単に見つかる日本で2足ほど買って、持っていくと良いと思います。
小さめの財布
シンガポールでは日本ほどポイントカードや診察券が貯まらないので、小さめの財布で済みます。
コンパクトな財布の方が軽いし持ち歩きやすいので、シンガポールでは日本用と財布を変えてしまった方が良いかと思います。
ちなみに私は、元々海外旅行用として持っていた小さい財布をそのまま3年間使い続けてしまいましたが、これで全く不足はありませんでした。
薬・化粧品
薬や日本の化粧品などもシンガポールで購入することはできるのですが、値段が高かったり、同じものが見つからなかったりします。
体に入れたり塗ったりするものなので、出来ればずっと使っていた商品から変えたくない場合は、日本から多めに持っていくと安心です。
旅行本
シンガポールに居ると、近隣諸国へよく旅行へ行くことになります。
電子書籍派の方や、普段から旅行本は使わないという方は不要かもしれませんが、海外旅行へ行く際、「地球の歩き方」などの旅行本を、しかも紙で見たいという私のようなアナログな方は、間違いなくすぐ行くであろう国の本は日本で予め買っていくことをオススメします。
シンガポールの紀伊國屋書店でも買えるのですが、値段が結構高いので、何冊も新たな国へ行くたびにぽんぽん買う感じではないのです。。
国際免許証
シンガポールでは公共交通機関が発達しており車はまず不要なのですが、オーストラリアなどに旅行へ行く際はあると便利です。
オーストラリアは街によっては日本よりシンガポールからの方が圧倒的に近くなるので、シンガポール駐在中に旅行に行く人が多く居ます。
ただ注意点として、国際免許の有効期限は1年なので、必要となる旅行の出来るだけ直前に取得することをお勧めします。
若い頃の服
これは補足ですが、日本だと年齢的にもう相応しくないと思い着れなくなっていたカジュアルな服、カラフルな服、露出度が少し高めの服などが、南国のシンガポールだと違和感なく着れたりします。
「この歳でこの服はみっともない」という基準が、日本とシンガポールではかなり違うのです。
ずっと着ていなかった若い頃の服がまだある場合は、捨てる前にとりあえずシンガポールに持っていくと良いと思います。意外とまた着れてしまうものがあるはずです。
英語や資格などの教材本
これは人によりますが、シンガポール生活をきっかけに英語の勉強を始めたり、時間に余裕ができる駐妻生活の間に何か資格やスキル習得のための勉強をしようと思う人も少なくないと思います。
電子書籍が一般的になってきているとは言え、勉強用の教材は、同じページを繰り返し読んだり書き込んだりするため、紙の本の人気も未だ健在のように感じます。紙の本で勉強する場合、英語の学習本や、資格の参考書など、それぞれ種類が豊富にある日本で予め購入しておく方が良いでしょう。
ちなみに、英語学習のおすすめ本について、少しだけですが紹介しています ↓
要らないもの
一方、シンガポールに持っていったもののほぼ使わなかったものを紹介します。
長傘
またまた傘の話か、と思われそうですが、私がシンガポールに持って行って一番要らなかったと思うのが、長い雨傘です。全く使わないのでホコリがかぶっていました。
先述の通り、シンガポールで降る雨はスコールなので、日本のように一日中降り続くということがありません。そのため、必要なのは折りたたみ傘で、長傘は不要です。
心配であれば1,2本だけ持っていっても良いかもしれませんが、それ以上は邪魔になるだけかと思います。
ストッキング
暑いシンガポールでは、ストッキングを履く文化がほぼありません。オフィスでも素足です。
ただごく稀に、格式あるレストランなどへ行く際など、ストッキングを履きたくなることもあるかもしれないので、念の為に1~2本もあればもう充分です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
海外引越は、船便・航空便・手荷物に荷物を分ける必要もあり、慣れないとバタバタしてしまいますが、上記の情報も参考にしながらそれぞれに何を入れるべきか書き出し、計画的に準備を進めて頂ければと思います。