諦めないで!駐在妻が自身のキャリアを考えるべき理由

夫の海外駐在に伴い、それまでの仕事を退職して海外にやってきた駐妻さんも多いはず。

働きたいとは思いつつも、国によっては就労ビザを取得しなければならなかったり、法律的には問題なくても、夫の会社から禁止されていたり、言葉の壁があったり。また、これらの問題がなかったとしても、あと何年居るのかも分からない中で現地企業に就職するのもどうなのか…。
と、駐妻にとって、現地で仕事をするにはとても高い壁がいくつも立ちはだかっています。

また、帰国後のキャリアについても、以前と同じ会社や職業に戻る人も居れば、数年間仕事を離れてしまったことで、帰国後もそのまま復職を諦めてしまう人も少なくありません。

しかし諦めるのはまだ早い!!

以下、駐妻のキャリアについて、元駐妻としてまとめてみたので、是非参考にしてみてください。

 

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駐妻も自身のキャリアを考えるべき理由

「仕事辞めてからだいぶ経っちゃったなぁ。。まぁでも経済的にも問題なく不足のない生活できてるし、本帰国した頃にはもう若くもないし。これでいいのかなぁ〜。」

と思っている方、ちょっと待った!!

長い人生を考えると、駐妻も自身のキャリアを確立するメリットは非常に大きい理由を、いくつか挙げたいと思います。

 

1.人生100年時代

日本人の平均寿命・健康寿命も更に長くなり、人生100年時代とも言われるようになりました。

そのため、定年を迎える年齢も年々上がり、2021年4月には高年齢者雇用安定法が施行され「70歳までの雇用」が企業側の努力義務にもなりました。今後も、定年70歳の企業が増え、そのくらいまで仕事をするのが一般的な社会となっていくでしょう。

それだけ、現役として働ける年数は長いのです。

今30歳なら、あと40年!
今40歳なら、あと30年!
今50歳なら、あと20年!

この年数を考えると、海外駐在によるブランク数年は、大したことではありません。
今は子育てで忙しい方も、子育てが一段落した後もまだまだ、現役世代が続くのです。

 

2.日本では共働きが一般的

かつて、日本でも専業主婦が一般的だった頃は、日本に居ようが、海外に居ようが、専業主婦で居るのがごく普通のことでした。

しかし今では、日本でもすっかり共働きが一般的になりました。しかし駐在となると、パートナーが一旦仕事を辞めて帯同する慣習が今も続いたまま。この時代の変化の歪みとも言えそうな穴に、駐妻がはまってしまうのです。

それでも海外に居る間は、専業主婦の仲間が多く、それほど違和感を感じないかもしれません。
しかし、日本に帰国すれば、共働きが一般的な世界。さらに、海外駐在手当などの優遇もなくなり、言葉の壁もないので働こうと思えば働ける状況。周囲の友達も働いている人が多く、自然と自分も働く方向に流れていくことが多いように思います。

実際、私の駐妻時代の友人達でも、年齢を問わず、復職する人が多い印象です。

 

3.離婚の可能性も

もちろんそうなってほしくはありませんが、結婚している以上、誰しもが離婚の可能性を抱えています。

しかし、妻が自分のキャリアを確立できていない場合、自分さらには子どもも合わせた生活費を稼いでいくには、厳しい部分も出てくるかもしれません。ましてや一度優雅な駐在生活を経験していると尚更、その落差は大きく感じるかもしれません。

でも、「万が一離婚した時に、手に職があれば生活できる。」

言い換えると、「離婚したくなった時に、手に職があれば離婚できる。」

正直、少し前まで日本の離婚率がもっと低かった要因の1つとして、女性がほとんど専業主婦であり経済的自立が難しかったため、離婚したくてもできなかった、というのが大きいと思っています。

 

なので、自分の人生を自分の望むように舵を取っていくために、手に職を持っていると非常に強いのです。

 

4.自信に繋がりやすい

「旦那さんは海外駐在を活かしどんどんキャリアアップしていくのに、自分はこれまでに積み上げたキャリアすらも失っていく。。」

金銭的報酬を得られない主婦業は、やはり自信を保ち辛いと感じる方は多いと思います。

社会から切り離されたような、社会から必要とされていないんじゃないか、という感覚、、
もちろんそんなことはない、と頭では分かっていても、なかなか拭えないこの感覚。。

しかし、自分は仕事ができる!という事実があるだけで、そのモヤモヤは解消されるはず。

「毎月○万稼ぎ、社会人として自立できている自分✨」という事実は、シンプルに自信に繋がるのです。



今後のキャリアのために、どうすべき?

以上のことから、駐妻であっても、諦めずに自身のキャリアプランを考える価値は大きいと思います。

では実際にどうすればいいのか?

今後の駐在期間、子どもの有無、年齢、これまでと同じキャリアを続ける予定か、新たなキャリア構築をするか?といった状況によって様々ですが、以下のような選択肢が挙げられると思います。

 

1.帰国後のキャリアのための準備、今できる自己投資をする

今は働くことができない場合、今後のキャリアのために、今のうちに出来ることをやってみましょう!
海外生活をただの「ブランク」にせず、「キャリアアップのチャンス」にしてみてください。

この辺りについては、別途まとめているのでこちらの記事をご覧ください ↓

 

2.オンラインでのキャリアを構築する

近年、コロナの影響もあり、リモートワークも裾野が大きく広がりました。
IT・web系はもちろん、翻訳、ライターなど、オンラインでどこからでもできる仕事は増えてきており、これなら、夫の駐在に翻弄されずに働き続けることができます。

特に今後も駐在が長くなる見込みの方などは、未経験でも、ここで新たにオンラインのキャリアをスタートしてみるのも一つの選択肢かもしれません💡

新たな資格・スキルの習得、クラウドソーシングのサイトについて、こちらの記事に書いているので、是非参考にしてみてください。

 

3.現地企業で働く

ビザや夫の会社の規則などの障壁が解消できるのであれば、短期間と言えどこれも大きな経験になり、その後のキャリアアップにも繋げられます。

まずは、現地採用案件を扱っている転職エージェントに問い合わせてみましょう。

■ RGF(リクルート) 
 → こちらはアジア向けのサイト

 

まとめ

駐在年数や、その後も別の国への駐在があるのかなど、不確定要素が多いとなおさら計画が立て辛いものではありますが、以上を参考に、是非、諦めずに自分の人生・キャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。