シンガポール 体力系調理ボランティア@Willing Heartsの体験談

シンガポール在住時にいくつか参加したボランティアのうち、現在も活動していることが確認できた、Willing Heartsの調理ボランティアについて、まとめました。

 

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ボランティアの概要

Willing Heartsという所がやっている、大量の食事を用意し、恵まれない人達のために配る活動です。

【Willing Hearts】
日時:年中毎日。早朝・午前・午後の枠があります。
場所:Eunos駅から徒歩5分程度。
服装:汚れてもいい、袖あり、膝下丈の服。つま先の隠れる靴。アクセサリー禁止。
参加方法:下記HPから日時を指定し予約できます。
詳しくはこちら→ Willing Hearts 公式HP

 

作業内容

実際の作業の様子を簡単にご紹介します。(当時のブログ記事を再編集しました。)

1回目:午後の部

2回参加したうち、1回目は午後の部(12:00〜16:00)。

この日の午後の部ボランティアは、私含め4人でした。

私達の仕事は、解凍した大量の鶏肉をひたすらトレイに移し、ソースをかけてかき混ぜ、オーブン用のトレイに盛って、それをコンテナに運ぶ。

これをほぼひたすらに3時間。

扱う鶏肉は、骨付き肉数百kg。

何百羽いるんだろう。。

作業中は他の人ともほぼしゃべらず、ひたすら黙々と作業します。
ずっと立ち仕事の上、単純だけど意外と肉体労働。

 

元々16時までの予定でしたが、作業が早く終わったので、15時で解散になりました 。

終わってみると、
Tシャツにはソースが沢山付いてるし、靴にもソースが。
手の爪の中にはソースがびっちり挟まってて、洗っても洗っても匂いが落ちないし、切りっぱなしの鶏の骨で指先は傷だらけ… (# ゚Д゚)

そして見えないけど、鶏エキスもあちこちにピシャピシャかかってるはず。

思いのほかハードな現場でした 💦

 

拍子抜けだったのは、HPには衛生管理についてかなり厳しめに書いてあるので、気を引き締めて行ったものの、実際はもっとゆるゆるだったこと。

ホームページには、
「配布されるキャップを必ずかぶって、髪の毛は1本も出ないように!」
「手袋は必ずするように!」
「アクセサリーは絶対禁止!」
と書いてありましたが、実際はそうでもなく。

とは言え、今はもっと厳しくなっているかもしれません。

 

 2回目:早朝の部

時間枠によって雰囲気や作業内容も違うかもしれないと思い、2回目は早朝枠6:30スタートのグループで参加しました。

まだ辺りは真っ暗ななか到着すると、もう既に大勢の人が作業をしており、
今回はボランティア20人近くと、料理を作っている職員らしき人達も沢山。

 

今回の仕事は、作られた料理をひたすらパックに詰める作業でした。

おそらく毎日、午後枠は前回のように翌日の料理の下準備で、
朝枠は本格的な料理と配達準備をするのだと思います。

一食ごとに発泡スチロールのパックに詰めたら、それが大量に車に載せられ、
必要とする人達のところへ運ばれていきます。

 

前回は衛生管理のためのビニール手袋やキャップも使っていなかったけど、
今回は支給され、全員着用しました。

みんなで分担し流れ作業で進めていきます。
ごはんを盛る人、
ハムやら卵やらを盛る人、
炒めた野菜を盛る人、
パックを大きな袋に詰めて車へ運ぶ人。

途中からごはん専任になった私は、
ひたすらごはんを盛り、
ごはんを盛り。
盛り盛り。
盛って盛って、
大きなたらいが空になっても、次から次へと新たなたらいがやってきます。
ごはんの湯気で、スチーム美容法✨
ひたすら盛り盛り。
盛り盛り。
どんだけあるんだー!! ヘ( ´Д`)ノ

HPには8:30までと書いてありましたが、最終的に作業が終わったのは10時すぎで、3時間半かかりました。

 

参加してみた感想

思ったより肉体労働

食事を作って詰めるだけ、といっても量がとにかく多いので、舐めてはいけないなと思いました。

やる作業によっては手や服が結構汚れるし、
料理というイメージよりは完全に肉体労働で、2回とも翌日以降は筋肉痛になりました💪

まぁその分運動にはなるし、それが人のためになっています!

ということで、街の清掃ボランティアに行くような心構えで行くのがよいかなと思います。

 

英語力不要。その代わり、人との交流はあまりない。

一緒に作業したローカルのお姉さんは「転職の合間で今週暇だから、参加しにきた!」という話を聞けたり、

作業前や作業終了後に少しだけ他の人としゃべったものの、作業中はひらすら黙々と必死で作業をし続ける感じだったので、コミュニケーションの機会は少なく、人との交流という点では、いまいちでした。。

他の多くのボランティアでは、手助けする相手や、同じボランティア仲間など、「人との交流」があり、それがあるから、学びややりがいがあり、続けられる気がするのですが、このボランティアではその辺りは期待できないようです。

もちろん、そもそもボランティアというのは見返りを求めるものではないとは思いますが!

その代わり、英語力はほぼ必要ないので、その点は気軽に参加できます。

 

まとめ

以上のことから、Willing Heartsのボランティアは、
ジムに行くような感覚で運動をしに行く。それが人の為にもなる。
みたいな感じで臨むのが良いかなと思いました。

 

この活動は一年365日毎日やっているそうです。
大変な作業ではありますが、もちろん有意義な活動だと思うので、興味のある方は是非!💪