「海外に数年も住めば、英語や現地語がペラペラになる」となんとなく思っている方もよく居ますが、
今回はその辺りについて、自身の2ヶ月のフィリピン留学と3年のシンガポール駐妻生活などの経験を元に、まとめてみたいと思います。
今後海外に住んでみようかと考えている方、実際に住み始めた方などの参考になれば嬉しいです。
ただ住んでいるだけでは、話せるようにはなりません。。
結論を先に申し上げますが、海外に何年住もうが、「ただ住んでいるだけでは、話せるようになりません。」💧
私もシンガポールに住みはじめた最初の頃につくづく思いました。
「これ、ただ住んでるだけじゃ英語話せるようになんてならないな。」という現実。
シンガポールは英語が公用語の一つですが、それでもです。
「海外で英語に囲まれて生活していれば自然と自分も話せるようになる」というのは幻想です。。
いくら海外に住んでいても、例えば日本人の家族・日本人の友達とだけしか交流していなければ、語学力に関しては日本で生活しているのと大差はありません。
もちろん、スーパーやレストラン、タクシーなどで最低限必要となる会話( ≒ 海外旅行英語)程度は、必要に迫られ話せるようになるかもしれませんが、
それ以上話せるようになるには、仕事や学校などのコミュニティで日本人以外と交流する機会がそれなりにあるか、自ら積極的に勉強するかしなければ、難しいのが現実です💧
語学の上達は「環境」と「やる気」次第
先述の通り、海外に「ただ住んでいるだけ」では話せるようになりませんが、いくつかの条件下に居れば、語学力は着実に上達します。
その条件とは「環境」または「やる気」です。
・仕事や交友関係の中で、現地人・外国人とどの程度関われる環境にあるか?
・どの程度自ら進んで学ぼうとしているか?
この2点次第で、どんどん語学が上達していく人と、何年住んでも全く話せない人に分かれて行きます。
まずは1点目の「環境」について。
仕事や学校、趣味などのコミュニティの中で、ローカルや外国人と現地語・英語でコミュニケーションをとる必要性がある場合は、嫌でも上達せざるをえなくなるはずです💦
もちろん会話の中で自然と学べる側面もあれば、周りに追いつくために自ら勉強しなければならない場合も多くあるとは思いますが。
しかし、海外在住者の全員がこういった環境に身を置いているわけではありません。
帯同家族が代表的な例かと思います。また海外勤務者の中でも、会社内が日本人や日本語を話せる現地人ばかりで、結局日本に住んでいるのと大差はなくなかなか語学が上達しないということも、よくあることのようです。
続いて2点目の「やる気」について。
これは当然の話ですし、日本でも海外でも同じことですが、自ら積極的に勉強しその言語を使える場へ出かけている人は、着実に上達させることができます💪
そして、ここで重要になるのが「やる気があれば、日本で勉強するよりも上達が早い」という事実であり、英語・現地語を話せるようになりたい人が利用すべき最大のポイントです!
海外では生活の中でその言語に触れる機会が多いため、意識して見聞きしていればより多くの単語やフレーズを覚えることができるし、現地コミュニティなどに積極的に足を運んでいれば、実践で活かす機会がすぐやってきます。
ちなみに私はまさにこの「やる気」でどうにかしたタイプです😅
こちら↑の記事にも書いている通り、3年間のシンガポール駐妻生活で大幅に英語力を上げることができましたが、これは自分で言うのもなんですが、結構頑張ったからです!
帰国後たまに、人によっては「あぁ3年も海外住んでたならそりゃ英語話せるか〜。」と当たり前かのように思われることがありますが、
「いや、私けっこう勉強したからね!ただ3年シンガポール住んでるだけじゃこんなに上達しないよ!」
と内心思うことはあります😂
とは言え、まだ言いたいことがうまく表現できないこと、言葉が出てこないことなんて山程あるし、まだまだペラペラだとは言えませんが。。
せっかくの海外環境を活かしてみては?
私も英語の勉強を「頑張った」と言っても、もちろん嫌々勉強していたわけではなく、
せっかく海外に居るのだからローカルの人達と交流したい!だから英語力を上げたい!と思って勉強していたので、別に苦ではありませんでした。
どうしても語学の勉強が嫌な場合は無理をする必要はないと思いますが、多少興味がある、頑張ってみたい、という場合は、折角の海外環境というチャンスを活かしてみてはいかがでしょうか?💡
こちらは駐在妻向けの記事ではありますが、海外在住者の英語上達方法の参考になるかもしれないので是非見てみてください↓