海外生活を経て「普通でいなければ」という固定観念から解放された

※個人的な思いを綴っただけです。

 

私は生まれも育ちも日本で、周りには日本人しか居ない環境で育ち、30歳までごく普通の日本人として、日本の文化の中で生きてきました。

だから、日本の文化、社会の期待通りに生活し、親や周囲ががっかりしない真っ直ぐな生き方をしてきました。
不良にならず、ちゃんと学校に行き、定職に就き、会社もすぐに辞めたりせず、丁度いい年齢で結婚しました。

 

けれど、30歳になって、フィリピン留学をしたり、シンガポールで3年暮らしたり、その後も日本や長期出張のバンコクでタイ人はじめ外国人達と一緒に働いたり、一気に生活の場が世界へと広がったのです。

その結果、それまで盲目的に従っていた日本の「普通」も、国が変われば普通ではなくなることが多々あることを、身を持って実感しました。

(海外と言えど、私の行動範囲はほぼアジアの範囲内だし、特に長く暮らしたシンガポールに至っては、アジアの先進国なので世界的に見ればかなり日本と文化的に近い国ではありますが、それなのに、視野は広がり、価値観は大きく変わったと感じています。)

 

「日本の普通は、他の国では普通ではない。」と知らされた経験は、細かいことが山程ありますが、いくつか挙げたいと思います。

日本ではなぜ電車内で電話に出てはいけないのか?
所変われば、電車やバスの中でも普通に電話で話してよい国の方が多いように思います。友達としゃべるのは良くて、電話はだめ、という文化は、考えてみれば謎です。

■ 自炊をする方が素晴らしいのか?
日本に居た時は、自炊をする方が素晴らしく、毎日買って食べるなんて、自信を持って言えない気がしていましたが、シンガポールはじめ、自炊がそれほど一般的でない国では、自炊をしないことで恥ずかしく思うことはありません。

他にも、
■ 1,2年ごとに転職するのが普通だったり
■ 髪が全く乾いていない状態で出勤していたり(南国だからか)
■ 幼い頃からピアスをしていたり

 

挙げた例は細かいものばかりですが、この細かい違いも積み重なると大きいものです。

様々な国籍、民族、言語、文化の人達と関わってきたことで、ありきたりな言葉ですが、視野が広がりました。

当たり前だと思い従っていた価値観も、よくよく考えてみると何の根拠もない、ただ雰囲気でそうなっているものも多かったりするのです。
そんな形も意味もないものに縛られて生きるなんて、、ね。

土地土地でそれぞれの文化がありますが、合わせるべき所と、合わせなくてよい所があります。
例えば日本に居る時は、電車での電話マナーは守るけれど、自炊をしなくても臆する必要はないのです。

 

そんなことに少しづつ気づいていった結果、以前は人と違う生き方をする勇気がなかった私も、
今では、自分の考えを持ち、それが周りと違っていても不安になったりせず、「普通でない」自分の生き方も貫けるようになりました!

見えない呪縛から解放された自由の身!😇

 

海外に飛び出す1番の魅力は、こういった視野・価値観の変化だと思うので、
迷っている方も是非、勇気を持って飛び出してみてはいかがでしょうか☆