海外で働く/暮らす方法12選 海外に出たいならどうすればいい?

「海外に出たい!日本を脱出したい!世界に飛び出したい!」 と言っても、海外を目指す目的は、人それぞれ、多種多様。
 
・海外の企業で働きキャリアアップをしたい。
・海外に住んで、異文化の生活を楽しみたい。
・世界中の素晴らしい景色を、自分の目で見てみたい。
・世界の人々の役に立ちたい。
・とにかく環境を変えたい。
 
とりあえず短期間でいいから海外に住んでみたいのか、数年働いてみたいのか、完全に移住してしまいたいのか、
海外で生活する・働く方法は沢山あり、その期間、雇用形態、ビザの種類は様々です。
では具体的にどうすれば良いでしょうか?
 
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

自分が本当に望むものは何か?を見極める。

「海外に出る」と言ってもその形は様々なので、自分が本当に望んでいるのは何か、まずはそれを見極める必要があります。
以下、例として「仕事」と「場所」について考えてみるべきポイントを挙げてみます。
 

仕事に関して、考えるべきポイント

外国人と働きたいのか?
 海外でなくても、日本に居ながら外国人と働ける会社は多くありますし、最近ではオンラインで海外の人と共に仕事を進めることも一般的にあります。
海外で働きたいのか?
 海外で働くにしても、現地採用、駐在、フリーランスなど、様々な雇用形態があります。また、出張ベースでも、日本から頻繁にまたは長期で滞在できるケースもあります。
語学を活かした仕事がしたいのか?
 日本でも語学を活かせる仕事もあれば、海外に居てもほとんど日本語しか使わない仕事もあります。
海外に滞在できれば仕事でなくて良いのか?
 ボランティアやワーキングホリデー、留学といった形でも(が)良いのか?
 

場所に関して、考えるべきポイント

海外のどこがいいのか?

 どんな国に住みたい、滞在したいのか? しかし例えば海外駐在やボランティアの場合、自分で行きたい国を選べない、または選択肢が限られていることがほどんどです。

海外に定住したいのか? 色々な場所を渡り歩きたいのか?
 例えば現地企業で働く場合、その街に定住することになりますが、一方、海外ノマドや出張ベース、旅行者の場合は、様々な国に行くことが可能です。
 
 
次に、「海外に住む・滞在する」具体的な選択肢を挙げていくので、これらのポイントをよく考えながら、1番自分の希望に近いものを見つけましょう! 
 

① 海外出張

ご存知の通り、基本は日本で働きながら、たまに海外出張に行くという方法があります。
海外出張と言っても、職種や会社によっては、数ヶ月〜半年といった比較的長期に渡って現地に滞在するケースもあります。また、長期でなくても、頻繁に色々な国々を飛び回る場合もあり、こういった場合、厳密な現住所は日本でも、ほぼ海外に出ている状態です。
 
メリット
 ・移住手続きなどの手間がかからない。
 ・1つの国にコミットせず、日本と海外の良いとこ取りができる。

デメリット
 ・入った会社で、どの程度海外出張に行けるか曖昧なことが多い。
 ・現地に根を張ることはできない。

 
海外出張 → 海外も日本も好きな人におすすめ
 
海外出張に行けるポジションを確実に狙うのは、新卒ではやや難しいですが、
中途の転職であれば、外資・内資を問わず、「要英語力・海外出張あり」のポジションに応募し、面接の際には、実際の出張頻度を聞いてみましょう。
※ おすすめ転職エージェントは、次の「② 海外駐在」参照。

 

外資系・グローバル転職【エンワールド】

 

② 海外駐在 

日本の会社から海外へ派遣され、現地に住み働く「駐在員」
会社によって様々ですが、それでも一般的に待遇がよく、ステータスがあるイメージを持たれています。
一方、その分実際は、海外に居ても日本人との関わりが多かったり、日本側と現地の文化の違いの板挟みとなったりと、ハードワークになる会社も多くあります。
 
メリット
 ・給与・待遇が良い。
 ・日本の会社に守られているので安心。

デメリット
 ・会社の命令のため、自分で行きたい国、期間を決められない。
 ・入った会社で海外駐在できるかは不確定。
 ・会社によっては、現地でも日本社会だったり、日本と現地の板挟みになることが多い。

 
海外駐在 → 高待遇、安定を望む人におすすめ
 
海外駐在は、基本的にその会社に長く勤続している人が派遣されることが多いため、新卒で商社、金融、製造業など、海外拠点の多い会社を狙うのが一般的ではありますが、実際に行けるかは、その人の実力・運による部分が多々あります。
しかし稀に、中途でも海外駐在前提での採用をしている会社もあるので、最短で海外駐在のポジションをゲットすることも可能です。
 
海外出張/海外駐在におすすめの転職エージェント

JAC Recruitment
 管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの転職エージェント

ロバート・ウォルターズ
 外資系・日系グローバル企業での、英語を活かした転職に特化したエージェント

リクルートエージェント
 業界最大級の求人数を誇る転職エージェント

 
 

③ 現地採用

海外駐在のポジジョンよりも確実に狙うことができるのが、「現地採用」です。
必要とされる英語・現地語力は、会社により様々です。
現地の物価で給料をもらうため、日本より待遇が下がることがほとんどですが、その分、現地の人々と一緒に働き、ローカルに近い生活が経験できるので、そこに魅力を感じる人にオススメです。
 
メリット
 ・自分で行きたい国、期間を決められる。
 ・現地の生活にどっぷり浸かることができる。

デメリット
 ・給料が安い。
 ・引越手続きなど、自分で手配することが多く手間がかかる。

 
現地採用 → どっぷり現地の暮らしをしたい人におすすめ
 
現地採用の職を狙うには、以下の転職エージェントに登録し、自分の希望国・職種などを伝え、求人を紹介してもらいましょう。
現地採用におすすめの転職エージェント

リクルートエージェント
 業界最大級の求人数を誇る転職エージェント

カモメアジア転職
 中国・アジアの求人に特化した転職サイト

 
 

④ フリーランス / 起業で移住

ここまで紹介してきた「会社員」として海外で働く他に、「フリーランス」として、現地のビザを取得し、海外に住む方法があります。
 
メリット
 ・自分で行きたい国、期間を決められる。
 ・会社に振り回されず、自分で生活・仕事をコントロールできる。

デメリット
 ・ビザを取得しやすい国とそうでない国がある。
 ・不安定。
 ・引越手続きなど、自分で手配することが多く手間がかかる。

 
フリーランス/起業で移住 → 自立できる職務スキルのある人におすすめ
 
 

⑤ 海外ノマド(フリー/会社員)

海外に「住む」という形ではなく、色々な好きな街・国を転々としながら、生活・仕事をする「ノマド」。

ノマドと言えばフリーランスの人がほとんどですが、最近はリモートワークが一般化してきたため、会社員でありながらノマド生活を送ることも可能になってきています。
 
メリット
 ・好きな国を飛び回れる。
 ・自由に働ける。
 ・引越しなどの手続きが不要。

デメリット
 ・ビザの期間内しか滞在できないため、1つの国に長居できない。
 ・IT系などに職種が限られる。
 ・フリーランスの場合、不安定。
  会社員の場合、ノマド生活ができる会社は限られる。

 
海外ノマド → ITスキルがあり、自由に旅・生活をしたい人におすすめ
 
エンジニアを目指すなら

TechAcademy [テックアカデミー]
 現役エンジニアがメンターとしてつく、オンラインのプログラミングスクール。
 プログラミングの他にもWebデザインや動画編集のコースもあり。

インターネット・アカデミー
 開校25年、日本初のWeb専門スクール。Webデザイン、プログラミングが学べる。

 

 
 

⑥ 海外留学

留学と一口に言っても、学生だけでなく社会人の場合もありますし、期間も短期〜長期、目的も語学やMBA、専門分野など、様々です。

英語のための語学留学ひとつをとっても、年単位から週単位、英米カナダからフィリピンまで、幅広い選択肢があります。

いずれにしても、日本では得られないスキルや経験を、その後の仕事・人生に活かせる素晴らしいチャンス、自己投資です。

 

メリット
 ・その後の就職、キャリアアップに活かせる。
 ・若いうちに視野を広げることができる。

デメリット
 ・費用がかかる。
 
留学 → 将来に活かした自己投資をしたい人におすすめ。
 
留学についてのおすすめサイト

留学ジャーナル
 大学留学、語学・専門スキル留学など、様々な留学についての情報があり相談に乗ってもらうことができます。

 

 

⑦ ワーキングホリデー

海外で1〜2年、働きながら生活ができるビザを使った滞在方法。

滞在先は日本と提携している国26ヶ国で、主に18~30歳の間だけ取得可能です。
ビザが取得しやすい英語圏、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、などが人気です。

 

ただし、仕事はアルバイトのためそれほど高度な仕事を任せてもらえるわけではなく、帰国後のキャリアアップには直結しにくいのも現実です。
しかし語学力を上げ、分かりやすくTOEICの点数を上げておけば、その後の就職・転職に有利になりますし、とりあえず若いうちに海外に出て冒険をしてみるのにはピッタリです。

 

メリット
 ・語学力があまりなくても可能。
 ・若いうちに視野を広げることができる。

デメリット
 ・初期費用がかかる。
 ・キャリアには直結しづらい。

 
ワーホリ → 語学力など自信はないけど、とりあえず海外に出たい人におすすめ。
 
ワーホリについてのおすすめサイト

日本ワーキング・ホリデー協会
 ワーキングホリデーについての情報、サポートならこちら。

 
 

⑧ 海外ボランティア

JICA(独立行政法人国際協力機構)が派遣する青年海外協力隊/シニア海外協力隊に参加することで、2年間、開発途上国にて、国や地域に貢献する活動ができます。

ただし、開発途上国の現地の人々の目線に立ち、課題解決に取り組んでいくため、衛生面はじめ生活環境は厳しい場所も多く、国際協力への熱い想い、それなりの覚悟が必要です。

 

メリット
 ・語学力があまりなくても可能。
 ・費用はかからない。

デメリット
 ・行き先は開発途上国のみ。
 ・何かしらの専門スキル・経験が必要
 
海外ボランティア → とにかく途上国で力になりたい人におすすめ。
 
海外ボランティアについてのおすすめサイト

JICA 海外協力隊
 JICAのホームページで詳細を見てみましょう。

 

 

⑨ 旅人

海外の色々な土地を渡り歩きたいけれど、海外ノマドになるには職種的に難しいという場合は、お金を貯めて旅に出るという形になります。

また中には、世界一周の旅の様子を発信することでブログ収入を得たり、自分の特技を活かし各地で日銭を稼いだりしながら、旅をする人も居ます。

 

メリット
 ・好きな場所を飛び回れる。
 ・自由に生きられる。

デメリット
 ・費用がかかる
 ・自分の身は自分で守る必要がある
 
旅人 → 思いっきり世界中を旅したい人におすすめ。
 
 

⑩ リタイア移住

リタイアメントビザを取得し、海外で悠々自適な老後を過ごすことに憧れる人も多いと思います。

リタイアメントビザとは、年金受給者・退職者を対象に、定住を許可するビザです。現在44ヶ国ほどで制度化されており、年齢や必要な費用など、具体的な発給条件は国によって異なります。

ビザを取得しやすく温暖な国、マレーシア、タイ、フィリピンなどが人気です。

 

メリット
 ・国によっては日本より生活費を抑えられる。
 ・仕事をせずに定住が可能。

デメリット
 ・資金計画、医療事情など注意が必要。
 ・既にある程度海外慣れしていないと困難も多い。
 
リタイア移住 → 資産に余裕ができ、後はゆっくりしたい人におすすめ。
 
リタイア移住についてのおすすめサイト

海外移住情報 / リタイアメント査証制度一覧
 世界44ヶ国のリタイアメントビザについての情報がまとめられています。

 

 

⑪帯同家族(海外駐在 / 起業家など)

海外で働く人の家族として帯同ビザで付いていくという方法がありますが、これはあくまで結果的にそうなるものであって、
最初からこのポジションを狙うのもどうかと思う部分はありますが、海外に行くであろう配偶者を見つける方法も無くはありません。
 
ただ、あくまでも相手との相性が第一ですし、特に会社員の場合は本当に海外へ帯同できる保証はないので、副産物としてあったらいいな程度で考えましょう。
海外に出られる相手を探して頼るより、自分自身が海外に出られる力を付ける方が確実です。

 

メリット
 ・帯同ビザを取得できる。
 ・語学力・仕事がなくても海外に住める。

デメリット
 ・相手に依存すると、自分のキャリアを築き辛い。
 
海外に行くであろう配偶者を見つける方法

・マッチングアプリ
 海外で既に働いている、今後働く予定、という人を探すことが可能です。

・国際交流イベント
 Meetupなどの国際交流の場に行けば、グローバル志向の人が居る確率は高くなります。

 

 

⑫国際結婚

あくまで相手との相性が最も重要なので、「海外に出たいから外国人の配偶者を探す」というのはオススメしませんが、結果として国際結婚をしたら、相手国の配偶者ビザを取得できるようになります。

 

メリット
 ・配偶者ビザが取得できる。
 ・日本と相手国の2拠点を持つことができる。

デメリット
 ・文化の違いや子育て問題など、障壁も多い。
 ・互いにビザ目的のリスクがある。

外国人の配偶者を見つける方法

・国際交流イベント
 Meetupなどの国際交流の場に行けば、外国人が多く参加しています。

・マッチングアプリ
 ※ 日本語アプリは利用者が少なく、海外アプリは遊び目的も多いので注意が必要。

 
 

あとはアクションを起こすのみ!

以上紹介してきた通り、それぞれの選択肢のメリット・デメリットを考慮しながら、自分に合った形を見つけましょう!

選択肢が決まったら、あとは行動に移すのみ!

上述のおすすめサイトなどを参考に、夢を現実のものにしてしまいましょう!