ブラック企業の特徴&面接時の見極め方!転職で失敗しないために

「ブラック企業」と一口に言っても、その会社がブラックだと感じるかどうかは人それぞれです。
激務・薄給でブラックだと感じる人もいれば、その代わりに業務知識・経験が多く得られ成長できるから問題ないと感じる人も居るかもしれません。

しかし自分の希望に合わない会社で長く働き続けるのは無理がありますし、転職した会社がブラック企業だったのでまた転職し直す、、という無駄な転職を避けるためのコツを押さえておく必要があります。

 

筆者自身も、ブラック企業・ホワイト企業の両方での就業を経験し、また、転職活動で面接を受けた企業も気づけば十数社あるので、それらの経験を踏まえて、ブラック企業を選ばないための方法を紹介します。

 

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面接で分かるブラック企業の特徴

面接時だけでなく選考を進めていくやりとりの中でも、その会社の社風、仕事の進め方を垣間見ることができます。

以下のようなブラック企業の特徴がある場合は要注意なので、注意深く見極めていきましょう。

 

残業はあって普通というスタンス

残業がある=ブラック企業というわけではありませんが、入社後の就業イメージをより正しく持つためにも、面接では残業時間について率直に質問してみましょう。すると、その時の面接官の反応が以下のどちらかに分かれます。

ブラック企業:残業あるのが普通、というスタンス
ホワイト企業:残業ないのが普通、というスタンス

ブラック企業の場合、「時期によりますが、だいたい○時くらいですかねぇ。」
ホワイト企業の場合、そんなこと考えてもいなかったみたいな感じで、「あ、残業なんてほとんどないですよ!」

 

ちなみにですが、私は前職の面接で残業時間について質問した際、「19時くらいには8割方帰ってますよ。」と言われ安心し、実際それは間違いではなかったのですが、
入社後、結局私は残りの2割の方になってしまい、毎日22時, 23時まで仕事していました。。。

なので心配な場合は、残業が続いている人が居たらそれを検知・改善する仕組みがあるかどうかまで聞いてみましょう。

 

また、面接で残業について質問をするのはどうか、と思う人もいるかもしれませんが、
上述の通り、ホワイト企業であれば、残業の質問をしても嫌な顔をされることはありません。

また、入社後の仕事のイメージを正しく持つためにも、残業時間は最低限の必要な情報なので、入社後のギャップを防ぐためにも、むしろ必ず質問した方がよいでしょう。

 

面接官が偉そう

面接官の中には、高圧的な雰囲気が出てしまっている人が居ますが、
外部の応募者に対して偉そうな態度を隠せない人は、部下に対してはより一層偉そうなパワハラ上司である可能性が高いです。

ホワイト上司は、部下に対しても対等、謙虚に接しますし、ましてや社外の人に対してはよりきちっとした接し方ができます。

 

実際の上司となる人との面接では特に、その人の元で働きたいかどうか、イメージして考えてみましょう。

また、最終面接など上層部との面接であれば、日々の業務で実際に接することは少ないかもしれませんが、むしろ上層部はその会社・部署全体の風土、体制に大きく影響してくるので、やはりその人柄から社風が垣間見える可能性は高いと言えます。

 

転職会議

 

精神論・体育会系気質が垣間見える

プロジェクトの期限に間に合わない!赤字が続いてしまっている!といった業務上・経営上の問題が発生した場合、

ブラック企業は、社員に無理をさせ、精神論で乗り越えようとします。
・ホワイト企業は、そういった問題が起こらないような仕組み作りをし、社員に負担をさせません。

 

また、「体育会系=悪」ではありませんが、ブラック企業がその社風をプラス変換し「体育会系」と表現することがよくあります。

無理のある働き方を長く続けるのは生活や身がボロボロになりかねないので、面接の中で、精神論や体育会系的な発言がある場合は注意が必要です。

 

レスが遅い

次の面接日程の調整に2週間以上要したり、面接後の合否連絡が異常に遅かったりする場合、
その理由は、担当者が他の業務で忙しい、部署間でのやり取りに時間がかかっている、だらだら対処している、忘れているなど様々考えられます。

しかし採用活動も業務の一つ。
これをスムーズに進められない会社は、普段の他の業務でもまともに遂行できていない可能性があるので、要注意です。

 

ルール違反を犯している(論外)

実際にあった話なのですが、エージェントを介して応募し選考を進めているにも関わらず、面接終了後に直接内定連絡が来て、「○十万円上乗せするのでエージェントには内密にお願いします。」と、隠れて内定手続きを進めようと話を持ちかけられたことがありました。

エージェントへの仲介料をケチるためと思われますが、そんな不義理をするような会社は信用ならないし、そんなあやしい会社で働きたいとも思えないので勿論断りましたが。

 

大企業ではこんなことはまずありませんし、中小企業でもほとんどの会社はこんなことはしませんが、中にはこういったルール違反を犯す会社もあるので、
選考を進む中で不信感を抱くようなことがあれば避けておきましょう。会社の規模に関係なく、自信を持って働ける会社は沢山あります。

 

 

ブラック企業を選ばないために

面接や選考ステップの中で見極める他にも、ブラック企業を避ける方法はいくつかあります。

 

規模が大きめの会社を狙う

あくまで傾向ですが、規模の大きい会社の方が小さい会社に比べてコンプライアンスがしっかりしておりホワイトな確率が高いので、ブラック企業に入らないことに重点を置くならば、規模の大きい会社を狙った方が確実と言えます。

もちろんブラックな大企業、ホワイトな小企業もあるので一概には言えませんが。

一方、小企業にも小回り・融通がきくといったメリットがありますし、興味のある会社があれば応募して問題ないですが、その際は大企業よりも注意深くブラック企業でないかを見極めましょう。

 

転職エージェントを介して応募する

転職エージェントで紹介している会社の中にもブラック企業がないわけではありませんが、
よっぽどひどい会社はエージェント側にも分かるので、そういった会社を避けてもらうことは可能です。また、複数のエージェントに登録することで、求人数も広がり色々な会社を見ることができるのでお勧めです。

■ リクルートエージェント
 業界最大級の求人数を取り揃えている転職エージェント。

マイナビ
 IT、機械・電気、金融、営業といった職種に特に強みを持つ転職エージェント。

Doda
 同じく非公開求人数を多く取り扱っている転職エージェント。

 

口コミサイトをチェック

会社の実情を知るには、やはり実際にその会社で働いたことのある社員による口コミを見るのが1番です。

詳しい口コミを閲覧するためには、自分も働いていた会社などの口コミを登録する必要がある場合もありますが、とても重要な情報なので、多少面倒臭くても以下のようなサイトでチェックしておきましょう。

■ 転職会議

openwork

 

まとめ

一昔前のように新卒から定年まで一つの会社で働き続ける人は減り、日本でも転職が一般的になったとは言え、未だ転職回数が多いことをマイナスに捉える会社は少なくありません。

また、自分自身にとっても、転職は様々な手続きや多少の心的ストレスも伴うので、無駄な転職は避けたいものです。

うっかりブラック企業を選んでしまい折角の転職を無駄にしてしまわぬよう、以上のポイントを押さえて会社選びは慎重に進めましょう。