転職活動などキャリアアップに当たり必要になることの多い「TOEIC(Test of English for International Communication)」。
しかし、TOEICは取り組み方次第で、点数が大きく変わってきます。
私自身も、最初は500点台の英語力でしたが、数年間の英語学習を経て、前回は925点まで上がりました。
これは様々な方法で英語の勉強をしてきた成果ではありますが、特にTOEIC対策をして臨んだ前回は一気に点数が伸びたので、その経験を元に、TOEICの点数アップに効果的な方法をまとめてみました。
レベルにもよりますが、ここで紹介する3つのポイントをしっかり押さえれば、
50点〜100点くらい点差がつくはずです!
TOEIC専用の勉強をすることで、効率よく点数アップ!
TOEICは、出題形式も固定していますし、出てくる英語の内容もビジネスに寄っています。
そのため、そこにフォーカスした勉強をすることで、効率よくTOEICの点数を上げることができます。まさに近道です。
余談ですが、これこそが、その人の英語力=TOEICの点数、ではない所以です。
汎用的な英語力はあっても、TOEIC用の勉強をしていなければ、その分点数は低くなりますし、
逆に、TOEICの点数を上げることだけに専念していれば、点数は高くても、日常会話もままならない可能性があります。
そのため個人的には、TOEICの点数だけ高くても実戦で使えなければ意味がないので、総合的に英語力を上げるために、基本的には座学だけでなく英会話・ニュース記事・ドラマなど、様々なアプローチで取り組むことをオススメしますが、
今回はそのうちの一つとして、TOEICに特化した勉強法を紹介します。
TOEIC対策① TOEIC頻出単語をマスター
TOEICはオフィスで使うような会話、文章が多く出てきます。そのため頻出単語をチェックしておくのが近道ですし、実際に本番で高確率で登場します。
TOEIC頻出単語の勉強にオススメの本は、こちら。
「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」
これ1冊だけをマスターすれば充分です。これを数ヶ月集中して繰り返し覚えていけば、テストでその成果を実感すること間違いありません。
TOEIC対策② 問題の形式に慣れる
TOEICは、本番のテストと全く同じ出題形式で作成された公式問題集があるので、これで問題の形式に慣れておきましょう。
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 」
1冊に2回分の模擬テストが入っているので、これを1~2冊買って何度かシミュレーションをしておきましょう。
また、採点したら終わり、ではなく、聞き取れなかった会話をもう一度聞いてみたり、分からなかった単語や文法は解説を読み、しっかりマスターしましょう。
TOEICは毎回同じような単語、シチュエーションが出てくるので、問題集1回分の理解度を上げれば、それが本番の点数に直結しやすいものです。
TOEIC対策③ 時間との戦いを制する!
TOEICは時間との戦い。実はこの点が1番重要と言っても過言ではありません!
TOEICは、45分間のリスニングパート、75分間のリーディングパートで構成されています。
リスニングパートは時間短縮が不可能なので、75分のリーディングパートで、いかに時間配分し全問解ききるかが肝となります。
1.時間配分を念頭に!
初めて受けた時は、最後の長文読解で時間がなくなる人がほとんどだと思います。
私も時間配分の対策をするまで、最後の20問くらいは色塗りで終わっていました。。
1問5点ですから、しっかり読んで解けていれば、正答率6割としても、あと60点取れていたことになります。これはもったいなさすぎる!
そのような事態を防ぐために、以下の時間配分を目安に、解き進めましょう。
パート | 問題数 | 所要時間 | 1問あたり |
---|---|---|---|
Part5 (短文穴埋め問題) | 30問 | 10分 | 20秒 /問 |
Part6 (長文穴埋め問題) | 16問 | 10分 | 30秒 /問 |
Part7 (長文読解問題) | 54問 | 55分 | 1分 /問 |
合計 | 100問 | 75分 | – |
長文読解は時間さえあれば点数に繋げやすい問題です。
英語レベルによっては大変かもしれませんが、全問解ききることができるよう、公式問題集で何度かシミュレーションをしておきましょう。
2.分からない時は諦めが大事!
この時間配分を守り全問回答するには、途中で立ち止まっている時間はありません。
答えに迷った時は、潔く諦めて適当に回答し、どんどん次へ進みましょう。
自信のない問題の正答率を上げるより、とにかく得点化できる問題の回答率を上げることが優先です。
3.集中力をキープ!
そして、この厳しい時間との戦いを制するには、集中力も重要になってきます。
試験時間の2時間、集中力MAXのままキープし続けなければなりません。
最後のリーディング部分では長文が続き、ページを開くたびに
「あ〜、長文、もう無理…(゚´Д`゚)゚ 」、「疲れた…( TДT) 」
と思っていては、その一瞬で1問5点分を落としかねません。
一瞬の気の緩みも許さず、2時間集中し続けるのです!
そのためにも、長文を見てもストレスを感じないよう長文慣れしておくことも重要です。
長文を使った勉強をすることももちろんですが、
コツとして、長文読解パートで次のページを開くたびに、
「わ〜、何て書いてあるんだろう?英語読みたい!p(^o^)q」
とポジティブに捉える自己暗示にかけることもオススメします。
と、最後はおかしな精神論になってしまいましたが、、そのくらい心の持ちようで点数が変わってくるのがTOEICです。
まとめ
以上に挙げた3点を重点的に対策することで、50点〜100点アップも夢ではありません。
受けるからには万全の準備をして、本番に臨んでみましょう!